プルートゥ PLUTO

浦沢直樹さん原作のPLUTOが舞台化。
原作とにかく好きで好きで仕方なくて…
舞台化が決まった時は不安でしたが…
(あとどうしても鉄人なんちゃらみたいな舞台になってたらどうしようと…)
意を決してチケットを取りました!w

客席は男性の姿も多かったです。
やっぱり原作の力なんでしょうね。
終演後も、興奮気味に感想を語っていたのは、
男性のほうが目立っていたような。

外国人演出に更に不安を感じたりもしましたが…
映像を駆使したり、セットも趣向が凝らされていたりと、
とてもアーティスティック?な演出でした。
漫画もそのまま映像として随所に織り込まれていて、
懐かしかったなぁ…
ちょっと単調かなぁと思うところもあったし、
全体的に静かに進行してゆく感じでしたね…。
PLUTOのとこは唐突にでっかいの出て来て、
う、うん…がんばったね…
と言うしかなかったwww
まぁあそこは映像にしちゃうか作っちゃうかのどっちかしかないですかねぇ。
(ほんで作ったんですね…)
とにかく原作の素晴らしさと、役者陣の熱演…
それらの凄いエネルギーが舞台を成り立たせていたのではないかなぁと…。
何より、ラストシーンの美しさ…
本当に本当に印象深いラストでした。
たたずむアトム。
大地に突き刺さったプルートゥの角。
流れる音楽の美しさ。
いつまでも余韻の残る、忘れられないラストシーンです。

アトムは森山未來くん。
えっと…少年なんだけど?
っていう疑問は全くわいてこなかった。
アトムだった。
同様に、
ウランの永作博美さんも。
ふつうにウランだったよ?
凄くね?
未來くんは身体能力を活かしてアトムを表現。
たま~にダンスも織り交ぜて。
永作さんはゲジヒトの妻ヘレナも演じてました。
最初にヘレナで出て来てびっくりしちゃった…(二役って知らんかったから)
こんな二役ってありなんですかとw
見事な演じ分けに震えました。
ゲジヒトが亡くなった時、天馬博士に泣くことを教えてもらい…
最初は泣き真似から始まって、それがやがて嗚咽に変わって…
号泣するところは本当に圧巻だった。

それから天馬博士の柄本明さん。
こちらもブラウとの二役。
ブラウの時はちょっと聞きとりづらいとこもあったけど…
天馬博士は得体のしれない存在感で、
恐ろしげであり、それでいて温かくもあり。

ゲジヒトは寺脇康文さん。
ちょっとかっこよすぎじゃね?!
と思ったりもしたけどw
真っ白なスーツ着て花束抱えるのが似合わないとねww

「憎しみがなくなる日は来ますか?」
最後アトムはお茶の水博士にそう問いかけます。
凄く胸に沁みた…というか突き刺さった。
大地に突き刺さったプルートゥの角のように。
いま、この時だからこそ強く響いた気がしました。
アトムにこんな言葉、言わせちゃいけない…!
と思った。
人間が、機械にこんなこと言わせちゃダメだって。
やるせなくてせつなくて涙があふれて仕方なかった。

憎しみがなくなる日は来ますか?

そんな日は来ないのかもしれない。
人間はいつまでも憎み続ける愚かな存在なのかもしれない。
けれどいつか憎しみの連鎖を断ち切れますようにと、
願わずにいられない…いつか、
互いにゆるしあえる日が来ることを。
人間だから持っていられる、希望です。
こういう作品を生み出せる日本という国は、
本当に心が豊かなんだと誇りに思います。
そんでやっぱ手塚治虫すごいなっていうまとめ。
 
 
 

 
 
[PR]
by edenblue3 | 2015-02-11 23:12 | straight play