PHANTOM


PHANTOM
語られざりし物語
The Kiss of Christine
2012年10月10日(水)/11日(木)
シアターサンモール
13時開演/19時開演/13時開演
16時05分頃終演/22時10分頃終演/16時10分頃終演
休憩10分


Avenirが笠原エリック。
Espoirが山本エリック。
意味は知らんwww
久しぶりにサンモールでマチソワした気がしますが、
あの劇場はハードな観劇になるだけに感激もひとしおですwwww
上演時間これぞスタジオライフ!!なガッツリの3時間。
長いですが心の旅にはやはりこれくらいは必要。
エリックの生涯を、きっちりと見届けるためには。
必要な3時間なのです。
(でも宮廷の踊りはいまだにあんなに要らんと思っておるがw)

以下、
公演を振り返っての思い出をだらだらと書きたいと思います。

まずは今回、めっちゃ映像が美しかった。
映像を駆使しての場面転換。
シアターサンモールが、
ペルシャにオペラ座に早変わり。
本当に鮮やかでしたよ。そりゃ映像だものwww
舞台ならでは…的な楽しみがなかったので、
個人的には実はあんまり………
映像ばっかりを舞台で見せられるのは好きじゃないです…。
今回はこれはこれで素敵だったけれど、
いつもこの手法だったらやだな~。
イベントの時に倉田さんがこっそり教えてくれたんだけど、
あの映像にも実は凄いネタがあるんですよね!!
…まぁネットで書いていいかわからんから自重するけどw

昨年の舞台がエリックの生い立ちを描いた前編で、
今回は彼の人生の後半、最期までを描きます。
ああ、あの重苦しく物悲しかった前編は、
この後編のためのものであったのかと…初見の時は震えました。
エリックの人生の終わりにはこんな救いが用意されていたのかと…。
と同時にそれは、ラウルの苦しみの始まりでもあったわけですが。
17年、という年月の重み…一言ではとても言い表せない。
けれどそれらはもうすべて過ぎ去ってしまった。
ラウルの隣には、
愛してやまなかったクリスティーヌと、
憎んでも憎みきれなかったであろうエリックの残した、
シャルルがいる。
万感の思いが去来する結末でした。
…て、
最後完全にラウルに持ってかれとるwwww
一応、エリックのモノローグでエンドやねんけどな…。
あれもまぁ、泣けてんけど。
劇中は結構、マドレーヌのことなんかも思い出して、
母の影響力を思い知らされたりしたんだけど、
最後あれだったからさ…
そりゃラウルに肩入れしちまうてもんですよ!!笑

両エリックは笠原さんと山本さんが演じます。
これぞスタジオライフですよ!!!!!
マチソワで観た時の充実感たるや…
まさに心地良い疲労。
やはり私はこの二人がメインを張るスタジオライフが好きなのです~。
でも実は笠原さんに関しては、
こんなもんじゃないよね?
と感じたのも事実。
まだ幕が開いて間もなかったので…
きっとこれから尻上がりにどえらいことになるだろうなって予感があった。
しかしやっぱ笠原さんは凄い!!
倉田さんの世界観に最もマッチするのはやはり笠原さんの芝居だと思うんですよ。
相変わらずご自身をかっこよく美しく見せる術をよくご存じでw
同時に相手役まで素敵に見せることができるのが笠原さんの凄いとこなんだよな~。
一方の芳樹さんは2回拝見しましたが、
なんというかもう怪演のレベル
ふつうにエリックこええええよ!!!
としか思えなくてなあw
その身体表現も含めて、
私なんぞはもうどう受け止めていいやらわからんのですがw
それでも泣かされてしまうのが芳樹さんの凄いところ…??
やっぱり前編からエリックを通して演じてきてるのは強いと思う。
しかし癖の強い芝居だなあww
個人的にはエリックの芝居としては笠原さんのが好みだったけど。
芳樹さんのはアクが強すぎてww
それにしても芳樹さんの髪つやつやさらっさらでビビった。
いつでも少年役やれる髪やであれは!!
エリックは…
50年くらい??の生涯ずっと孤独でつらかっただろうけど、
最後の最後にクリスティーヌに愛されて、
きっと安らかに逝けたのではないかなあ…愛する人にみとられて。
何より彼の血はずっと受け継がれていくんだろうからねえ。

クリスティーヌはまさかの関戸くん(おい)と松本くん。
せっきーまさかの美少女でかなりタマゲタwww
しかしまつしんクリスティーヌを見てしまうと…
ヒロインオーラうっす!!!!!!
と思ってしまいますた…汗
だってさーやっぱまつしんは、
見よ!!!!
という感じだったのよ…(どや顔でw)
あたくしがヒロインなのよオーラが凄かったwww
かわいいのももちろんなんだけど、堂々たる女優ぶりw
というか、せっきーはなんか弱かったの印象が…
まつしんが、
言葉がまっすぐ伝わってきたのとちょっと対照的な感じ??
まぁまつしん2回観ちゃったしね…ごめんねせっきー。
まつしんは芳樹さんがエリックだったせいもあるかと思いますが、
凄く母性を感じた。
あの二幕の、抱きしめて…キスするシーン。
完全に芳樹さんは子供のエリックで、
まつしんはお母さんだった。
ママがキスしてあげてる風に見えた。
ようやく、ようやく、エリックはママからキスをもらえたんだねと。
実母のマドレーヌがどうしてもできなかったキスを、
この娘はやってのけるんだと。
さらには子まで成すんだから…
クリスティーヌまじパネェと思いましたぞよ。
だってエリック自身ですら、
亡くなって三日経ったママにはさすがにキスできんかったわけだし。
(エリックてそんな顔をしてるんでしょ??)
ママが自分を拒んでも仕方ないなてあの時に思うんだけど、
あそこでエリックがママをゆるせた、というのも、
エリックにとっては凄く幸せなことだったと私は思います。
やっぱり、ゆるせない、というのはエリックにとってもつらいことだと思うのよね…。
ママをゆるしてから、逝けたことは良かったなって凄く思った。

お気の毒なラウルは曽世さんと岩崎さん。
初見が曽世さんで、割と静かな芝居をしてた印象があったのと、
私が話を理解するのでいっぱいいっぱいだった…
せいもあって、さほど曽世さんの時には感じなかったのだけど、
わかりやすい激情型な大ちゃんのラウルにはもう、もう、
いろいろ、持ってかれたよ~。
エリック的には最後だけは良かったよね、なラストだけど、
ラウル的にはめっちゃつらいやんか!!!
たぶんエリックはラウルのことがむっちゃ羨ましかったと思うけど、
(ふつうにクリスティーヌとパリの街を歩けただろうからね…)
ラウルは、エリックのこと、もう羨ましいとかそういうレベルじゃなかったと思うよ…。
だってエリック死んじゃってるもんね…死人とは勝負できないもん。(子供までいるし)
クリスティーヌも先に死んじゃうしさ…
38歳やのに老けこんでなんかもうラウルめっちゃかわいそうやんか。
大ちゃんのラウルは、
感情がはっきり出るので見ててとてもつらかったです。
しかし大ちゃんもほんと、背が高くてかっこいいよね~。
そりゃ若い娘が惹かれて当然だと思うよ。
そして曽世さんのキャスティングもほんと絶妙でね~。
笠原エリックに曽世ラウル。
ああもう、本当に、待ち望んでいたスタジオライフが戻って来た、
と思わずにはいられなくて…感慨深かった。
曽世さんは一幕がトンデモ太后でまたキョーレツやったけどww
二幕の颯爽としたイケメンぶりとの落差にこれまたやられるのよねw
あのきょーれつなオバハンとこのイケメンが同一人物とは…
と別の意味で感慨にふけるのであった。

シャルルの林さんは最後に出て来る爽やかな少年。
ラウルの子として育てられているけど、
実はエリックとクリスティーヌの間にできた子なんだよね。
もうラウルの葛藤たるや…
でも、シャルルは凄く素直に育っていて、
お父様(ラウル)にもまっすぐな眼差しを向けていて。
ああ、この子は母と、そして父に愛情をたっぷり注がれて育ったんだなって。
シャルル見てたらわかるんだよね。育ちの良さが。
もちろんエリックの血、もあるんだろうけど、
でも、血だけじゃないと思うんだ~。
シャルルのことを愛情深い子だとラウルは表現していたけど、
それはやっぱり、あなたと妻とでたくさんの愛を注いであげたからじゃないのかと。
私は思うんですよ。
17年。
どれだけの苦悩と憎しみとがあっただろうね。
それでも、シャルルをちゃんと愛してあげてたんだなあ…
て思うと。
私はなによりラウルが愛おしくなってしまうんだよねww
彼もまたきっと…どこかでエリックのことを、ゆるしていたんだろうなと…
思うんです。
クリスティーヌというひとりの女性を、自分と同じように愛した男として。
ラウルは最後「ほとんどの後悔も無く」って独白していたけど、
そのちょっとの後悔の部分と、
このゆるしの部分がおんなじくらいなんじゃね?
とか思ったwwww
林さんが、シャルルを演じていたのがまた素晴らしかった。
後編ではずっと仮面の少年エリックを演じていたからね…
最後に仮面の無い林さんが爽やかに現れるのが凄く印象的なんだ~。
かわいい!て称賛されるほどの容姿と音楽の才能を持ち合わせた、
エリックの血を受け継ぐ子です。

エリックの親友、ナーディルは石飛さんと、
客演の佐藤さんが演じます。
石飛さんと笠原さんが描き出す友情には、
それはそれはもうこちらが勝手に胸が熱くなりましてw
なんというベストキャスト…と思いましたよ。
本当に石飛さんの言葉のすべてに説得力があるんだもの。
二人が握手してるだけでもう込み上げてくる感じはナニゴトだw
私がもう一回こちらのチームを観たいと思ったのも、
このキャスティングのせいですw
一方の佐藤さんですが、
ああ…ここ、演じられる人がライフにいなかったことがまず寂しい。
芳樹エリックの親友ポジション。
楢原さんいたら演じられたかな…とか想像してしまった。
客演なかったら船戸さんでも…とかね。
でもでも!!
佐藤さん、私は凄く好きだった~!!!
ええ芝居してはったで。
エリックの最期のシーンはいつもこのひとの言葉に胸を打たれた。
ナーディルもまた、エリックをゆるしているんだよね。
ゆるしを描かれてしまうと私だめだわ~。
あと、エリックがナーディルのことを案じてたあの、
「きみのろくでもない健康のことがわたしはえらく心配なんだ」
だったかな、この台詞も凄い好きでね。
凄い印象深くて…。(この言葉は笠原さんのが印象的だったな)
エリックが亡くなる時に再び、ナーディルが思い起こしてるんだよね。
ナーディルにとっても思い出深い言葉だったんだろうな。
ところで一幕の最初の舞台がペルシャで…
ナーディルがペルシャの人やねんけど、最初観た時はほんと、
なんでペルシャ?!!
てめっちゃびっくりしたw(原作まったく知りませんねん)

時折挿入される、マドレーヌと少年エリックとの描写。
母は及川さんが、子は林さんが演じています。
これが凄く印象的だったなあ…。
エリックにとっての母親の存在の大きさを思わせます。
幾つになっても男はマザコンやな!!(違w)
ぶっちゃけ前編のことはかなり忘れていたのでw
ありがたかったですww
及ちゃんはちっさいけど本当に美しかった。
やつれた感じの美しさ。アンニュイてやつやな。
舞台映えってああいうの言うのね…としみじみしました。
及ちゃんはヴァイオリン人形の役もやっているんだけど、
これがまた美しかったわ…人形だけど。

印象的と言えばオペラ座を設計したガルニエ。
山崎さんと仲原くんがダブルで演じます。
だからさ、笠原さんとのがっちり握手は、
見てるだけで勝手に目頭が熱く…ww
いや、本当に山崎さんの芝居は心に沁みます。
しかしガルニエ、
エリックと出逢った時が36歳(だったよな)だそーですが、
山崎さんも仲原くんも見事に36歳に見えなかったのが凄かったww
(間とれ間!!みたいなw)

後編は、
プロローグ、
第4章抗い難し者
第5章抗いし者
エピローグ
で構成されてます。

4章で印象的だったのは、
やっぱりレイザーの宇佐見くんかな!!
最初、遠目には織田くんかと思ったよー。
新人さんだったのですねえ。
とても可愛かった。
あとは牧島さんのタキ・カーン…
もうそこまでの髭ならゆるす!!私はゆるす!!!
と思いながら観てました…(←まっきーのひげ反対派www)
荒木くんはシャーだったんだけど、
イベントで出て来た時に自ら「カレー屋です」て言ってた…
うん、まぁ、めっちゃインド風www

5章では、
なんといってもカルロッタ様!!!!
牧島カルロッタはそれはそれはブサ…いや、
個性的だった…。
そして緒方くんのマリー・ペローがとても良かったぁ。
てか緒方くん今回女役ばっかりだった気がしたけど、
どれもこれもハマりすぎやねんw
特にオペラ座みにきてた民衆のおばちゃんwwww
…いや若いのか?おばちゃんなのか??もはや年齢すら不明であったがww
とても個性的な女性で忘れられないわw
でもオペラ座の役者の地味っぷりにはちょっと驚いたが。
牧島カルロッタといい…大丈夫なのオペラ座…
ラウルのいろいろひどい友人は、
エリックとガルニエが裏ダブルで演じているわけだけど、
笠原さんと山崎さんはまたこれ喜々として稽古してたんじゃねえだろうな…
と思わずにはいられないシーンでしたwww
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by edenblue3 | 2012-10-18 21:28 | studio life