牡丹灯籠

牡丹灯籠…
と言いましても聞いたことあっても話は知りませんでした。
元は中国の小説だったそうです。
番町皿屋敷とか四谷怪談とか…あの類の話かなぐらいの認識しかなかった汗
ウォーリーさんは、
なるべく完全に再現
とパンフで語っておいででしたが、余り、
怪談ぽくはなかったかな。人間絵巻的な。
人の業とか…因果とか…男女の愛憎…愛し愛され裏切られ…
ドロドロの昼ドラ。(違)
それをただ眺めているカエル。ゲロゲロ。

サンデーさんは正直、余り相性のよろしくない劇団さんでしたので…
今回もちょっと不安はあったのですが。素直に、
面白かった!!!!!
凄く面白かった。
和モノが好きっていうのもありますが、原作も面白いんでしょうね。
それに脚色、演出がとにかく良かった。
テンポよくドンドン話は進んでいくから、凄い集中して観た笑
話を知らないだけに、次が気になって気になって、
着地も気になって気になって…
ただ、ちょっと長かったかなぁ。椅子のせいかもしれませんが笑
描ききって2時間20分…だとは思うのですが、
さすがにあの劇場のあの椅子だと、辛いひとときもありました笑
それでも、
照明も音響も。音楽も。
どれもこれも素晴らしくて、飽きなかったですね。

いろんな人間が出て来ました。
総勢70名!!!まさに人間模様です。
ほとんどの役者さん、二役以上をこなしていましたが、
混乱することなく…違和感なく受け止められました。
最後まで惹きつけられた舞台でしたね。

セットは、竹、のみ。
天井から吊るされた無数の竹竿。
最初はこれがちょっと目ざわりでね…なかなか、とっつきにくかったのですが。
途中からは、凄く効果的に思えた。
竹の、すれあう音とか。揺れる残像、それらがとても、印象的でした。


赤星さんは、
父の仇を討つべく武家に奉公につくのですが、
実はその侍こそが父の仇で…知らぬままに仕えていて、
今度はその侍の仇を討つために旅に出るという…
なんとも雁字搦めな人生を歩む男の役。(最初は19歳だったか)
最後は物凄く呆気なく、撃ち殺されてしまいました…。
人生ってのはかくも呆気なく…虚しく終わってしまうものなんだなあと…
印象的な最期であった。
この日、初日でしたが、ほっしーまだ台詞入ってなかったかな??
てくらいにカミカミだったなー笑
まぁ相変わらずの色男っぷりは見事な説得力であった。

田渕くんはまずは浪人の役で出て来ます。
部屋に引き籠ってゴロゴロ転がって読書してるという…
凄くハマっていた!!!!!!
女優さんとの絡みがあるのですが、
まるで百合ップルのようであったよ………………(ごめん)
しかしほんとハマってました。
好きなのに言い出せず、そのうちに愛しい人は亡くなってしまい…
その女が化けて出て来るわけですが、
てっきり恨まれているのかと思いきや、彼女はただ、
自分に会いたかっただけだった。
わからないものを、人は怖がってしまうのですね…。
勝手に思い込んで…まぼろしを見てしまうのだなあ。

ほっしー孝助の仇である侍を演じたや乃さん、いい味出していたなあ。
二役で笹屋の主人もやってるんだけど、ちょいオカマで笑
こちらもいい味!!
凄い二役だったけど、どちらも良かった!!

宮川さんは前説もご担当。
和尚さん役とかこなしちゃうとこが凄いな…笑
ほっしー孝助の実母役も印象深かった…。
お国を思いっ切りどついたシーンは気持ち良かった(おい笑)

お国役を演じた永津さんも見事な毒女ぶり!!
もーーームッカつくんだけど、余りにも徹底してるので、
逆に気持ち良かったという…笑
まぁ、最後は死んで良かった(おい笑)

ほっしー孝助が養子にいった先の相川一家は楽しかった笑
嫁のお徳ちゃんも可愛かったし。
楽しく暮らせそうなのに、孝助は仇討ちの為に生きてしまうのだよね…。
誰の人生なんだろうねっていう…。
そんなお徳ちゃんもいつの間にか子持ちになっていて、
ビックリだよね…。

ほか、書き切れませんが役者陣、大奮闘で、本当に見応えありました。
メイシアターは面白い企画をするよなぁ。
またいつか、観れたらいいのになぁ…。


show劇場vol.6
sunday play#日本の名作「牡丹灯籠」

日時:3月8日(木)19時開演
会場:吹田市文化会館 メイシアター 小ホール
原作:三遊亭円朝
脚本/演出:ウォーリー木下
配役:
黒川孝助→赤星マサノリ
伴蔵/黒川孝蔵→平林之英
源次郎/空舟人→井田武志
お米→安元美帆子
おりえ/良石和尚→宮川サキ
お竹/五郎三郎→吉陸アキコ
萩原新三郎/久蔵→田渕法明
お露/空舟人→松永渚
お国/曲亭馬琴→永津真奈
白翁堂勇斎/亀蔵→竹ち代毬也
おみね/相川の婆さん→末永直美
飯島平左衛門/笹屋の主人/空舟人→や乃えいじ
善蔵/藤助/時蔵→野村侑志
べー助/相助→濱本直樹
山本志丈/相川新五兵衛→クールキャッツ高杉
悪蔵/おます→殿井歩
お君/タマ→大川原瑞穂
お徳→山本杏奈
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by edenblue3 | 2012-03-13 23:33 | straight play